【親断ちコーチってどんな人】第2回 水田真由美コーチ

Quorumの「親断ちコーチングプログラム」で伴走者となる「コーチ」たち。連載でコーチのこれまでや、「親断ち」に向けた思いを伺っていきます。今回は、水田真由美コーチ(以下:水田)にお話を伺いました。

プロフィールとこれまで

ーーまずはコーチになるまでのご経歴を教えてください。

水田:新卒ではベビー用品の営業の仕事に就きました。ただ数字を積み上げることに自分の関心があまりないことに途中で気付き、思い切って教育サービスの会社に転職。添削指導を行う先生方のマネジメントをする部署に配属になりました。先生方のモチベーションが上がるような制度作りや、その部署自体のメンバーの育成などに携わり、がっつり「人に関わる」10年でしたね。社内での昇進などよりは、人とのコミュニケーションに軸を絞って仕事をしてみたいと考えるようになりました。

ーー「コミュニケーション」への関心が高まった理由はなんですか?

水田:特に電話などで顔が見えない状態で話す機会も多くて。会話を通して、その後ろで何が起こっているんだろう、相手は何を訴えたいんだろうと気になって、だけどぴったり共感できると嬉しくて、これを仕事により活かしていきたいなと。

コーチングに関わったきっかけ

ーーその中で「コーチング」とはどのように出会ったのですか?

水田:コミュニケーションを体系的に学びたいと常日頃から思っていたのですが、コーチングそのものとは、会社が費用をだしてくれた研修で出会いました(笑)ただそこで学んだ「向き合っている人の可能性を引き出す」ということが、自分にとっては「バシッとはまった」感覚があって。会社で今の仕事をそのまま続けるイメージよりは、そういった仕事をしている自分の方が想像しやすかったんですよね。講座2日目くらいには、もう独立するイメージが湧くくらい、自分がやりたかったことを見つけられたと思いました。

ーーご自身にとって「コーチング」とはなんですか?

水田:普段の自分は「可能性を引き出すための一対一のコミュニケーション」ととらえています。他人の物差しではなく、自分なりの尺度や軸を会話を通して見つけていく、といったところですかね。

「親断ち」を通じてクライアントに届けたいもの

ーー水田コーチにとって「親子問題」と「コーチング」とは?

水田:今だからオープンに話せますが、実は父親が「ポンコツ」で、母はいつも不安を抱えて苦労していました。そうすると、「自分はそうなってはいけない」というバイアスがかかっていて、家族を支えなければと思い込んでもいました。でも「自分が全て背負わなければいけない」なんて誰にも決められないことですよね。私自身はコーチングを受けたことで「軽さ」を身につけられたなと思っています。

今は自分が親になり、子を育てる立場ですが、子どもに対して「自分がやってあげなければ」からは自由になれています。完璧な親にはなれなくても、子どもに「大人になるのって楽しみ」と思ってもらえるような人でいられたらいいな思いながら過ごしていますね。

ーー「親断ち」に興味がある方に今どんなことを伝えたいですか?

水田:「家族」という仕組みがうまく回っていないように感じて、無理して頑張ってしまう人も多いですよね。私の場合、実家にいたころは、家族の笑いをとっている弟を「気楽でいいな」と思いながら、自分自身は「正しくあろう」と躍起になっていました。でも、実家を出て弟と話してみると、弟自身も「家族の雰囲気」を変えようと空気を読んで努力していた。立場の違いで見えないものってたくさんある。しかも当人同士でそれを話すと大体こじれてしまう。だからこそ「他人」という立場のコーチと一緒に「口に出す」「話す」「問題を正面に持ってくる」ということに向き合ってみて欲しいなと。私自身も体験してきたことではあるので、勇気がいる一歩だとは思いますが、力になりたいと思っています。